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やねうらねこ

Author:やねうらねこ
やねうら的なところに棲んでいます。


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屋根の上にぺんぺん草の影ゆれてゆめ草枕とほき日の旅
晴れてゆく兆しは見えずいまは未だ羽根なきサナギの列びゐる洞(うろ)
回想を交はす言の葉ローソクの炎とともに揺らめく仏間

木枯らしのこゑ甲高きゆふぐれの回転とびら身を寄せくぐる

抱くことも抱かるることも春まなか光る砂粒なみまにふたつ
世の中にどうでも良いといふことと良くないと思ふことがあるのだ

鏡  《風と戯る》

鏡にはもう戻れないしかめ面くづれ煮くづれうしろ手のドア
佳作(春日真木子 選)

しんとせる秋の記憶にふれたからジャングルジムは少し冷たい
210208_白梅4
海からの風ぬるみゆく峠みち千里の梅もほころびはぢむ
ゆくりなくぶるんと震へファックスは何かを待つてゐるやうに見ゆ
せぬといふ選択を胸へさしこめばヘアピンカーブに軋む自転車
紅の糸はみぬちに張りつめてふるへる弦となる春しぐれ
小島ゆかり 選

 二畳紀の波の記憶を揺らしつつ視野に静もるフズリナの骨

 鉄鍋で番茶炒る音しやかしやかと聞こえて背戸に秋の風吹く
西風が光を運ぶ地平には祈りにも似た明日が浮かぶ
210105_カモメ3
湖水へと舞ひ降りてゆくカモメらの翼は風を斬るブーメラン
すでにもう尽きてしまひし愛はいま羽根むしられて残骸無惨

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