松平盟子選 秀逸
正体を明かされぬままもつ包み季節はずれの嵐が寒い /紀水章生
(以下、コメントです)
-----------------------------
誰かに持たされた「包み」。中身は何か知らされていない。責任だけを託されながら内実を了解できぬ立場に置かれたのは、もしや相手から信頼されていないのではないか。そんな状態に発する心のアンバランスさが下句にこめられているのだろう。そして、あるいは企業の歯車となって働くとはそういうことなのかもしれないのだ。
-----------------------------
ありがとうございました。
スポンサーサイト
コメントありがとうございます。
選者になる…100年くらいかかるのでは。(笑)