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やねうらねこ

Author:やねうらねこ
やねうら的なところに棲んでいます。


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ひとに化けしやなりしやなりと歩きゐし狸ばなしの夜が更けてゆく
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憧れを開くかたちに凌霄花ある日らつぱが音を出さぬか
佳作(佐伯裕子 選)

 ふつくらとふくらむつぼみ春はいま伸びする猫ののどのあたりに
悶えゐる時間のしつぽ暗闇のひだに分け入り花ひらかせる
たんぽぽは黄といふわれの常識を群れて散らせり白花たんぽぽ
まつさらのわれで逢ひたし梅雨晴れの空の青さが目に染みる朝
まだ暗き厨ゆきかふスリッパの音にゆるゆる訪なふ目覚め

厨からばたむと音が聞こえきて明るむ朝の扉をひらく
地下深くめぐるマグマの鳴動に地球の薄き殻は震へり
ぽてぽてと落つる蛇口の水音のあひだに満腹感がひろがる
黄の枇杷に水無月のあをパラソルをさして舗道を歩みゆく女性(ひと)
ゆふぞらをふるはせてゐるハーモニカ旅愁は風にまぎれ散りゆく
砂浜に風のリズムが刻まれて記憶ふるはす音盤となる
銀色の小さき雨粒つぎつぎと緑の森に降りてくるのだ
yamahousi

青き実をぼんぼりにしてふはふはと白き翼の山法師揺る

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