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やねうらねこ

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「神の子」のお湯割ひとつ暖簾ごし声の響かふ居酒屋の宵

     神の子(かんのこ)


電飾の明るさ翳りゆく世紀みなと神戸のルミナリエさへ

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泡粒にとぢこめられし熱帯の陽をかふかふとグッピーが吸ふ
眠りゐる花の目覚めを待ちながら静もる凪の海に漂ふ
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待ちきれぬ思ひ抑ふるすべもなく乱るるままに凌霄花咲く
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アスファルト道路のうへで吾の影は枷をほどかれ笑ひてをりぬ
ゆふぐれに水のみ鳥となり鳩は水面の影を啄んでゐる
電線をスタート台にほばりんぐ雀ふくらむ初夏の青空
曇天の矢となりて飛ぶ青鷺にプテラノドンの幻影を見る
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ひと気なき道に枝先たわませて枇杷の実香る雨のまにまに
逸るまま未知へと頁繰りし日のロストワールド黄ばみてをりぬ

記録消え糧を失ふ年金の受給者の列延びてゆくなり

つつじの花

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駅裏に咲いていたつつじの花
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未だ青き無花果の実を護りゐる葉は梅雨晴れに母の手となる
不夜城となりて闇夜を照らしゐるオフィスの空に星は見えない
千年の齢重ねし心経に薄墨色のときを映せり
現世を越ゆる架け橋あかあかと曼荼羅までを緋の毛氈は
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高野山金剛峯寺の奥の間の曼荼羅です。

蝋燭の炎揺らめく奧の間の曼荼羅よぎる薄き人影

艶めきし記憶の糸をたぐりつつ彩を織りゆく白き指先
静寂は石と化したり山寺の枯山水の流れに沈む

静けさを破る跳躍 花鯉の空はぐるりとまはり消えたり
携帯電話の向かうに響く水音のオアシスとして君の声聞く
さやさやと葉擦れの音のする木陰ひるの眠りにわれを誘へり
包丁をかざす向かうに灯が揺れて刃文に炎の記憶波うつ
ゆふぐれの帰りの道に過ぎりたる戸隠十割蕎麦の看板
 報道の「修飾麻しん」馴染めずにみぬちでグイとずれる断層
  「修飾麻しん」=麻疹の症状の一種

 欝海の波打ち際に散らばれる言の葉たちを集めてながむ

 降り積みし欝の病葉ゆふぐれにひとり黙して土を耕す
水田に響かふ祈り聞こえ来る蛙も空を見上げゐるらむ
血の色を透かし見せたる花びらの記憶の枷に囚はれてゐる
あかあかと薔薇の照らせるみちのべを行き交ふ人の影うすれゆく
くしゃくしゃの切符に連れられゆく吾を掠ふがごとく初夏の風吹く

橋  《風と戯る》

うつつ世におろす寄木の橋の上の揺るるひとときぎしぎし軋む

  上(へ)
蛍飛ぶ茂みの青き暗がりを浮遊してゐる白十字かな
中天に架かる満月絵となりてふたつの影は地表へと落つ

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