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やねうらねこ

Author:やねうらねこ
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虹色のひかりを放つ携帯のペールギュントの朝にふるへり
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精霊を連れてほつほつ真夜中の閉じかけの戸を開く雨音
囚われし想ひ出ひとつ産土の熱き心の灯は映ろへり
凹凸の凹んだ部位が痛みゐる湧きあがる問ひ封じ込めたり

急かさるることなき朝の浮遊するわれはふわふわ鳩を聞きをり
白無垢の冠持ちて木蓮が開きゆく空 真っ青な空

開ききし日々のすべては忘却の海へと帰る緋に染まりつつ
春嵐に巻かるる花の残像を曳きてゆふぞら 今日も暮れゆく
20070321184831.jpg

ほとばしる思ひあるらむ草むらをあふるるやうに雪柳咲く
地下深く産土を彫る水音の調べぞ哀し光生れよと
開きても開きてもなほ遠ざかり呪をはらみゆくこの美しき闇

 美=は
弾薬の香のするタイムトンネルを埋める「こどもの国」の歓声

しゅうしゅうと白き湯気立つ薬缶にはややへこみたる顔が映れり
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青空に吸ひつくやうに列びゐる白木蓮が羽ばたき始む
金属の羽を持ちたる衛星は宇宙の巡礼火に焼かれゐる

 宇宙=そら
寝ころびて木々を舳先に青空の雲めぐりゆく船旅に出づ

雲  《風と戯る》

雲流る空の高みを悠々と白また白としろを積み上げ
たゆたひし時が解けぬやうに抱く重なる影のすきま埋めて
舫綱ほどけ漂ふ船となり闇夜にわれはただよひ始む

五億年土くれ解きこの春もコムポスト下に蚯蚓のたくる
いくひらの薄きベールに静もりて紫黒の闇を抱きしむる空
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青空に黄の十文字ちりばめて揺るる菜の花 風にざわめく
突堤のやうなる軒に揺らめきて光は記憶の海へ連なる
Yを持つものと持たざるもの掛くる解はXまたはYなり
やはらかな日ざしふふみて浮かびゐる風車はくるりくるりとまはる
ああ海の濃きみづの音 水底に人魚となりて沈みゆくもの
昼も夜も想ひ尽くせぬままに揺る恋のふりこの止まることなく
混沌をかきまぜてゐる銀の匙バニラの白とカシスの赤と
自爆テロさえも日常外つ国の骸の家に滲みてゆく文字

地球外知的生命体もとめくじら座タウに耳を澄ませり
20070303193031.jpg

哀しみを胸奥に秘めそれぞれの夜を待ちゐる三人官女
20070303192734.jpg

いくひらの衣羽織りてあをあをと陽を吸ひながら甘藍の揺る

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