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やねうらねこ

Author:やねうらねこ
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産土を閉ぢて白色矮星のやうなる水に囚はるる空
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藍深き水面にミルククラウンの夢送りたし ほほづゑをつく

水音の響く朝に透きとほるガラスの空はどこまでも青

  朝=あした
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結ばれぬ恋もあるらむいくひらの春を待たるる梅の愛しみ

 愛しみ=かなしみ
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真っ白な野太い足を突き刺しし大根の葉はぼうぼう青し
春先のラムはぴょんぴょん追ひ追はれ曲がりきれずにころんと転ぶ

目も耳もむくむくの毛に被はるるラムを追ひたり五月の風は
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癒えぬものふうわりつつむ蝋梅のつぼみ寄り添ひ黄に静もりぬ

眠りゐる初花月の夢にゐるふたりしづかに風の揺りかご

恋をするふたりあわせて二乗して答えが出たよ「もう割れない」と
草かげに居眠る春を覚ましゆく修二会の列に揺るる炎は

梅の枝に春告げ鳥が歌ひをり二王の忿怒なだめるやうに
ほろほろと言葉の糸を手繰りゐる夜に射す月のおぼろなる影
虹色の光を放つアンテナに海を渡りてメール届きぬ
春立ちて日だまりにゐるそうじ機は塵埃欝うんうん吸へり
耳もとの寝息静かに上下する眠りの森のおぼろなる夜に
ほんたうか 『なぜ』はいくたび反射して波紋を残し夕空に消ゆ
大都市の火は消えさうに暗がりをゆつくりまはるシャトルの宇宙に

 宇宙=そら

室  《風と戯る》

扉無き窓無き室のレナードは朝ひかりに逢へるだらうか
黙りのマリオネットはうなだれて視線を集め踊る夢見る

瓶  《風と戯る》

空き瓶の底に響ける錠剤の乾いた音にキッチンは冷ゆ
波のまに漂ふ夜の蛍火は祈りのやうに海に降りつむ
楽々とジャズの旋律吹き分くる宮内庁派遣の笙奏者

飼い猫のひたる安楽おこぼれに主の顔も少し緩みぬ
陽のなかに光を散らしゆく風は花に雪雲変えて過ぎたり
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遊びゐし子らの歓声響きくるやうな地面の石蹴りの跡

ひらきゆくひとひらふたひら白梅のつぼみは枝に濡れそぼちをり
なぞりゆく想ひ出の青うすらひに解きてきみの肌へうるほす
囁きの吸はれし夜の潮騒に思ひ出ほつほつ点りゆくなり
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月からの使者待つらむや暗がりに水仙の黄の冷え冷えと立つ
梅一輪月無き夜を照らしをり霜ふふみたる冷気の中に

真夜更けてほのか明るむ月影は記憶のひだの霧はらひゆく
しらしらと夜を込めて降る雪花を掬へぬままにふり仰ぎをり
豆・寿司に鰯・柊とり揃へあとは鬼のみ節分を待つ

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