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やねうらねこ

Author:やねうらねこ
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幾つもの月のまぼろし眠りゐる棚田ほんのり雪化粧する
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冷ゆる夜は枝にま白の雪花のぼんぼり灯し闇を照らしぬ
息を呑み動きを止めて見守りぬ有馬記念を駆け抜けるまで

この冬に幸せ運び来るやうにパンダの双子産声を上ぐ
百薬の長とはいえど冥府への切符となりぬ 幼子の泣く

歳の尾のこのひとときを記しおり「夜半は雪」の予報聞きつつ
祈り込め書かるる文字は「命」とふ形となりぬこの弟月に
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狛犬は石の上にも三年といふ顔をして空見つめたり
 空=くう {2006年12月:第8回峠の歌会}
「当たるはずないよ」と友は言ひおきて十枚の籤そそくさと買ふ
工場のうへに天使の階段の射しゐる朝誰が上るや

 朝=あした
北方の四島挟み対岸に日露各々花火打ち上ぐ

ぬばたまの闇に明るむ島宇宙 星の生死を孕みつつ浮く
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風評の渦巻く冬も女の手に海のみるくは摘みとられゐる
  女=をな
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夢が未だ形にならぬ薄明はみるくの眠り 街はかすみぬ
哀しみのしづくは夜半に雪となりふはりと水に降りて消えゆく
ぬれ煎餅ぬれ落ち葉とはならずして今日も走るよ銚子電鉄
毒ガスの島は土中に過去埋め国民休暇村となりたり
背に響く黄泉からの声ふりきれず切るる絆は夢か現か
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闇を越えカンパネルラの乗る汽車の走り来さうな明かり灯れり
昨日まで霧に被はれ煙りゐし空は青青冬に澄みゆく
極北の氷の下に果てしなき青青と澄む深海連なる

 深海=みうみ
頬かすめ舞ふ雪片を掬ひおり旅の舗道の風のまにまに
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電飾に華やぐ屋根の間隙の闇深くなる木枯らしの夜

真夜中の暗き地中をくぐり来て冷たき水は蛇口に溢る
ばらばらの自我超自我のすき間から零れ落ちゆく眠りは蒼し
列車待つ駅のゆふぐれ木枯らしのカーブミラーに人群の消ゆ

心から気化熱奪ふ言の葉の毒消ゆるまで待ちゐるわれか
どの道も空に伸びゆく枝のように先に花咲く春が待ちおり
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散り残る枯葉をまとふ木の幹は空を支へて黒ぐろ立てり
空を飛ぶ鯖が天から降り注ぐおれはねこだぜ「さばでもくうか」

鳩  《風と戯る》

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藁しべの長者となるか冬の田に鳩よチャンスが転がってるぞ
はふはふと連なる言葉喰ふわれはきみの傾聴ボランティアなり
花の咲く野の女性の地に消ゆる春 雪・虹の問ひ野の草の名は

 女性(ひと) 地(じ)
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ゆつくりとひらくひとひらふたひらの山茶花庭に明るみて咲く

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