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やねうらねこ

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恒河沙の果ての時空に育ちゐる阿僧祇遙か千億の夜

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碧き海に澄んだ音色の声放つザトウクジラの求愛の季節

 碧き=あおき 季節=とき

哀愁を帯びたる声が響きおり妻を求めて歌うクジラの

道成寺絵巻の姫の求めたる恋はその身を焼き尽くしたり

暮れなずむ景色は夢の走馬燈みぬちの秋も巡りゆくなり

蛾 《風と戯る》

雪よりも白き羽根もつ蛾のとまる暗き窓辺に朝陽射したり

海の碧 乳房よ宇宙よ憧れをザトウクジラは朗々と歌ふ

  碧=あお 宇宙=そら
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ゆふなぎに朱の残照を掬ひおり一日揺られて波立つわれは
凍らせてカチコチ時を叩きいる柱時計は職人気質
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ちりちりと黄金にほころぶ泡立草蜜蜂群れて冬支度する

真夜更けて泡立草の花房に月の光が零れて散りぬ
長老と向かい合いたる虎の王(ワン)沈黙の糸弾いて去りぬ

毛皮狩るハンターの手をくぐり抜け王は頒図の森と生きたり

雪の舞う岩場に弾を受けていま偉大なる王眠りにつきぬ

鉄道は王の子孫の生きる森切り裂きて延ぶ満州の地に
殺人の罪犯したる少年の心は赤きプリズムに揺る

囚われし虚像連なる三面の合わせ鏡は赤く凍りぬ

少年の抱くトラウマを狂気へと屈折させたり赤きプリズム

雀 《風と戯る》

みづきりの石のやうなる雀らの滑りゆく秋透きとほる空

「止まるな!」と何度も自分に言い聞かせ走りぬけたるマラソンコース

駆け足で遠ざかりゆく年月は忘却の海に沈め進まん
  年月=としつき


退きて髷を落しし関取の背広姿はどこかさびしも

娘の髪をメドゥーサのごと逆立てり電気孕むるバンデグラーフ
 娘=こ

竹麦魚はギロリ虚空を睨み据えぐつぐつ煮える鍋に怖けず

  竹麦魚=ほうぼう  

 すでに死んでいるからなんですが…(笑)(^^;
荒れ狂ふ風に粘膜欹てて硝子にへばりつきたるかはづ

   欹てて=そばだてて
青白き星を貫く火矢走り薄ずみ色に宇宙の明るむ

 宇宙=そら


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明るみにふたりの息吹あふれゐる砂に映ろふ影絵草子よ

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憂うこと畏るるもののなき犬の眠り安らか異国の樹下に


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暁の寺に描かれ生と死の糸織りこみし物語見ん
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暁の寺を彩る幾千のタイルのひかり魂を映すや

<負の遺産>地上に増えるばかりなりオゾン・ホルモン・核廃棄物

白熱の勝負を演じ楽しめり幼子とする神経衰弱


ざらつきし大気を鎮め降る雨の音に埋もれてひいやりとゐる

ひと言で世論動かす妙技持つ首相の任期のこり僅かに

飲酒事故日ごと批判の高まりて世は絞首刑さえ求むよう

匂ひくる金木犀の魔法かな世を放たれて夢の野に立つ


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